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子連れで学ぼう政治や憲法 練馬

2019年7月11日 紙面から

子どもを連れながら、政治や選挙について学ぶ親たち=10日、東京都練馬区で

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 幼い子どもを持つ親らが政治や憲法を学ぶグループが十日、参院選に向けて東京都練馬区内で学習会を開き、参院の存在意義や選挙について考えた。

 学習会は練馬区の看護師杉森果央莉さん(33)が主宰する「しぜんなこそだての会はぐみる」が開いた。子連れでも気軽に政治や憲法を学べる場がほしいと、私立の中学高校で教える岩城慶明さん(40)を招き、三月から始めた。

 この日も、子どもがおもちゃを持って走り回ったり赤ちゃんがぐずったりする中、約二十人の大人が岩城さんの話に耳を傾けた。

 岩城さんは、参院選には選挙区と比例代表の二つの選び方があり、「国民の多様な意見を政治に反映させることができる」と説明。「これまで培ってきた価値観で、望む政策を実現してくれそうな候補者に投票して」と呼び掛けた。

 生後五カ月の子どもを抱っこしながら話を聞いた埼玉県飯能市の会社員土橋しおりさん(32)は「子どもが生まれるまで政治は不勉強だった。参院選は憲法改正につながる選挙だと思うので、勉強して投票に行きたい」と話した。

 参加者の多くは、会員制交流サイト(SNS)で会を知り、足を運ぶという。二歳の子を育てる杉森さんは「友達とは政治について話しにくいけれど、ここなら話せる。政治って面白いと思ってもらえれば」と話している。 (渡辺聖子)

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