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渋谷ハチ公前 若者が若者に聞きました 「投票行く」47人/100人 

2019年7月14日 紙面から

参院選を前に、街を歩く若者に意見を聞く「ドットジェイピー」のメンバー(右側2人)=13日、東京都渋谷区で

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 参院選の投開票を21日に控え、大学生が道行く若者にどういう国にしたいかを尋ね、選挙や政治について考えてもらうイベントが13日、東京・渋谷のハチ公前広場であった。若者からは「格差のない社会」「環境に優しい国」といった注文が寄せられた。

 若者の政治参加を目指すNPO法人「ドットジェイピー」が主催した。駒沢大や国学院大などの学生8人が街頭で10代、20代にインタビューし、ホワイトボードに意見を記入してもらった。「若者の可能性があふれる世界」(20歳、男子大学生)、「消費税0%」(18歳、女子高生)などの要望があった。

 参院選の投票には100人中47人が「行く」と答えた。聖心女子大1年の三宅真由さん(18)は「若い人が選挙に行かないと、上の世代の意見ばかり通ってしまう。私たちが年を取った時に年金がないということになりかねない」と話した。

 「行かない」と答えた53人は「選挙制度が分からない」「政治に興味が無い」などと理由を語った。インタビューした駒沢大3年の安慶名(あけな)駿児さん(20)は「若者から発信することで10代、20代の投票につなげたい」と語った。 (村上一樹)

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