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首相と菅氏で秋田へ 最終日遊説調整 締めは秋葉原へ

2019年7月18日 紙面から

 自民党は17日、参院選の選挙戦最終日となる20日に安倍晋三首相(党総裁)と菅義偉(すがよしひで)官房長官がそろって秋田県入りする日程の調整に入った。政権中枢の2人が共に同じ選挙区へ遊説に入るのは極めて異例だ。秋田選挙区(改選数1)は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を争点に激戦が続く。防衛省の調査ミスや不手際に加え、配備反対を掲げる野党候補に敗れれば、計画に影響しかねないと危機感を強めている。

 共同通信社の終盤情勢調査では、野党統一候補の無所属新人寺田静氏と、再選を目指す自民現職中泉松司氏が横一線。イージス・アショアを秋田市に配備する政府の計画に寺田氏は反対を明言している。中泉氏は賛否を明らかにしていない。

 20日に首相は大票田の秋田市、菅氏は県内の別の場所での遊説を検討している。

 首相は13日にも秋田を訪れ、調査ミスについて街頭演説で「極めて遺憾だ」と謝罪し、支持を訴えた。自民党筋は、日米関係の上でも「落とせない選挙区」と位置付けている。

 首相は秋田遊説の後、20日夕に東京・秋葉原で最終演説に臨む方針だ。

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