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N国・立花さん「視聴者向き仕事して」

2019年7月22日 夕刊

当選が決まり、喜ぶ「NHKから国民を守る党」代表の立花孝志さん=22日午前4時33分、東京・赤坂で

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 NHKに受信料を支払わない人の応援などを掲げた「NHKから国民を守る党」。二十二日午前四時すぎ、NHKが同党の一議席当確を伝えると、東京都港区内で開票結果を待っていた支援者らは歓声を上げた。当選した党代表の立花孝志さん(51)は、「結党から六年、目標通り、国政で議席が得られた」と笑顔であいさつし、ステージに集まったほかの候補者や支援者らと「NHKをぶっ壊す!」と叫んでこぶしを振り上げた。

 立花さんは「選挙費は二千万円。他党に比べて金をほとんど使わず戦った。そういう意味では、選挙に革命を起こしたのではないか」と話した。今後、衆議院の丸山穂高議員ら無所属議員にも同党への参加を呼び掛けたいとした。

 「決してNHKが嫌いなわけではない。(受信料を払った人だけが視聴できる)スクランブル放送を導入すれば、NHKが視聴者を向いて仕事するようになる。NHKの予算や人事を政府が握っているのはそもそもおかしい。検閲に近い」と話した。 (望月衣塑子)

 ◇ 

 「NHKから国民を守る党」が議席を獲得したことについてNHK広報局の担当者は取材に「選挙で示された民意の一つと受け止め、引き続き公共放送の役割や受信料制度の意義をご理解いただけるよう説明してまいります」とコメントした。

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