葛飾区で活動するサークル「川柳葛（くず）の会」が、４日に公示される参院選をテーマに川柳をつくった。選挙に関心を持ってもらおうと、作品を柴又帝釈天参道の川魚料理店「川千家」の店先に展示した。

　約２０人の会員が２〜３句ずつを持ち寄り、優秀作品として展示する２０句を選んだ。「投票日　義理と主張で　板挟み」は素直な胸中を詠み、「本当に　国民の声　聞いてくれ」は為政者に向けて切実に訴える。

　優秀作品は短冊に清書され、額に入れて８月末まで飾る。「投票で　子等に引き継ぐ　この平和」と詠んだ大坂泰世さん（７８）は「憲法改正や安全保障の議論を聞くたびに不安になる。今の平和が次世代に引き継がれてほしい」と話した。　（加藤健太）