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立民・塩村文夏さん「就職氷河期」訴え響いた

2019年7月22日 紙面から

当選確実となって笑顔で登壇する塩村文夏さん=千代田区で

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 「今の国会の状況が不健全であること、労働法制や就職氷河期の問題が、皆さんに響いた」。塩村文夏さんは午後八時すぎ、立民の都連開票センターで笑顔を見せた。

 元都議として名を知られた東京で初当選。故郷の広島3区で落選した二〇一七年衆院選の雪辱を果たした。「非正規雇用問題で、短期的には時給をしっかり上げる。中長期的には派遣法の見直しが大切」と抱負を語った。

 都議時代に議場でセクハラヤジを受けたことで世間の注目を浴びたが、選挙戦では動物愛護や待機児童対策など、都議時代に取り組んだ政策をアピール。就職氷河期世代の当事者として、この世代への支援が社会保障費の抑制につながるなどと訴えた。

 厳しい選挙戦で終盤に苦戦も報じられたが、当初はほとんど取り組まなかった動画配信を小まめに行うなどして支持を広げた。

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