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れい新、都内で46万票 比例得票結果

2019年7月23日 紙面から

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 二十一日投開票の参院選で、都選挙管理委員会は二十二日、比例代表の都内の得票結果を公表した。今回の選挙で台風の目となり、比例で二議席を獲得した「れいわ新選組」は都内で四十五万八千百五十一票を集めた。一方、共産は六十五万千三百三十八票で、二〇一六年の前回から二十三万票余り減らした。

 自民は政党で最多の百八十七万八千三百十六票を得たが、前回と比べると約二十五万六千票の減少。前回は一九八三年の比例導入以来、自民としては過去最高の得票だった。公明は前回から約四万五千票減の六十六万五千百六票だった。

 立民は政党で二番目に多い百二万百八十五票を獲得。国民は二十七万二千九百九十票にとどまり、旧民進の流れをくむ両党で明暗が分かれた。両党を合計すると、民進の前回得票を約六万五千票上回った。

 維新は四十七万九千九百八票。比例で一議席を獲得した「NHKから国民を守る党」は十三万三千七百三十二票、社民は十万三千七百五十六票だった。 (石原真樹)

◆東京選挙区の投票率51.77%

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 都選挙管理委員会は二十二日、今回の選挙で東京選挙区の投票率が51・77%だったと発表した。二〇一六年の前回(57・50%)と比べ5・73ポイント下回った。男女別では男性52・04%、女性51・52%だった。過去二番目の低投票率となった選挙区の全国平均(48・80%)は上回った。東京選挙区の投票率の過去最低は一九九五年の42・34%で、今回は過去七番目の低さだった。 (石原真樹)

◆文京区選管が二重トラブル 都選管 開票確定時間、全国ワースト

 参院選比例の開票で、都選挙管理委員会は二十二日午後一時二十五分に結果を確定させた。全国の都道府県選管で最も遅かった。

 都選管は、各区市町村選管からインターネット経由で送られる開票データに加え、開票録と呼ばれる書類を受け取って結果を確定させる。今回は文京区の開票録の提出が二十二日正午すぎになったという。

 文京区選管によると、開票作業中、実際の票数とシステム入力された票数に誤差があり、票を数え直した。このため、前回は開票開始の翌日午前二時半すぎに確定したのに、今回は午前六時半に確定。さらにその後、この遅れに焦った職員が開票録に記載ミスをしてしまう二重のトラブルがあったという。区選管は「今回の原因を検証した上で、次回はより早く正確に作業したい」としている。 (梅野光春)

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