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栃木

加藤さん一本化 正式発表 参院選選挙区 県内5野党 与野党一騎打ちへ

2019年6月4日 紙面から

 夏の参院選で、県内の野党五党は三日、栃木選挙区(改選数一)で立憲民主の新人加藤千穂さん(43)を「野党統一候補」として擁立することを正式に発表した。

 栃木選挙区では、再選を目指す自民現職の高橋克法さん(61)が出馬予定で、公明が推薦する。与野党候補による一騎打ちの構図がほぼ固まった。

 この日、立民、国民民主、共産、社民、新社会の県内代表者と加藤さんらが、県庁で記者会見した。

 共産党県委員会の小林年治委員長は、同党が擁立を公表していた新人小池一徳さん(58)について、取り下げることを発表した。

 小林委員長は「安倍政権の暴走をストップさせる第一歩が参院選。一人区では一本化が必要だ。加藤さんの勝利に全力で取り組む」と述べた。同席した小池さんも「安倍政権を倒すためには野党がまとまらなければならない」と理解する姿勢を示した。

 野党統一候補に推された加藤さんは「身の引き締まる思い。女性や生活者の感覚に根ざした政治を栃木県から始めたい」と抱負を語った。(北浜修)

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