主な候補者の第一声
2019年7月5日 紙面から
(上から届け出順)
◆高橋克法(たかはし・かつのり)さん(61) 自現<1>公
コメ政策しっかりと
日本はいま、安定した政権をつくることができている。その上で地方を守ることができている。
大きな柱は農林業を守ることだ。コメ政策をしっかりと進める。日本の農業の中に家族農業をしっかりと確立したい。農村も守っていきたい。令和の時代、国家安全保障の観点からも、国策として農業を守ることを強く訴えていく。
日本の企業の99・7%は中小企業、小規模事業者だ。地方経済の根幹でもあり、支えていく。
訪日外国人が増えており、日本の人口減少による消費減をカバーしている。訪日外国人をさらに増やし、小売業や商業、観光地を守っていきたい。
地方を守るのはインフラだ。よいインフラがあって、他の地域から人やモノ、カネを呼ぶことができる。災害が多発しているが、危ない所は圧倒的に地方に多い。防災・減災対策も含めて、整備する。
厳しい戦いとなるが、戦い抜く。地方を守らせてほしい。 (大田原市の交差点で)
◆加藤千穂(かとう・ちほ)さん(43) 立新国社
平和憲法絶対に守る
争点を三つ掲げて戦いたい。一つ目はかけがえのない平和だ。日本が誇る平和憲法を絶対に守り抜くための戦いだ。与党が大勝すれば、憲法改正の発議がなされる。歯止めをかけなければならない。
二つ目は年金の二千万円の問題。不都合な真実を覆い隠し、不安がさらに高まっている。忖度(そんたく)や隠蔽(いんぺい)の横行する「一強政治」を止め、安心できる暮らし、生活者に根差した政治を取り戻したい。三つ目は消費増税の凍結だ。厳しい経済情勢にあって所得の低い人たちに重いつけがのしかかる。そこに問題がある。
二十年先を見据えて、子どもたちの未来や命を守る政治を、誰もが安心して住み続けられる栃木を私たちの手に再び取り戻そう。そのために全力で戦う。
やまない雨はない。風雨の中の幕開けだが、世代や党派、野党の枠組みも超えて、今の政治に危機感を持つ県民の思いがつながることで、ここから政治の流れを変えることができる。前へ前へと進みたい。 (宇都宮市の事務所前で)