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<私が選ぶ>児童福祉への理解感じる人に 足利市・川岸洋子さん(58)

2019年7月7日 紙面から

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 足利市にある民間の学童保育施設(放課後児童クラブ)で二十年以上働いています。ここは共働きやひとり親家庭の小学生約七十人が放課後に過ごす場所。未来ある子どもたちを育むやりがいのある仕事です。

 最近の学校は事故やトラブルを避けたいためか、管理主義の指導を強めており、自己主張の少ないおとなしい子が増えてきた。私たちは強い子を育てたい。木登りやザリガニ釣りなど昔の遊びを取り入れて屋外で伸び伸び遊ばせます。安全には十分配慮して。

 ただ、理想を追えば追うほど職員の負担は重くなる。一方で収入面など雇用環境が厳しく優良な人材が集まらない。施設運営は公的助成が頼りで結局、お金の問題でもあります。

 選挙には必ずいきます。公約や演説を注視して児童福祉への理解が感じられる候補を応援しようと思っています。 (梅村武史)

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 二十一日の投開票に向けて舌戦が展開されている参院選。政治に何を望むのか、有権者に聞いた。 (随時掲載します)

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