千葉
2017年9月30日
「ポスターを二十万枚刷って、ビラや旗も作って、準備万端整って、さあ選挙だっていう時に…」
6区から出馬予定の元職の生方幸夫さんは、松戸市の事務所で苦笑いを浮かべた。返り咲きを期し、この三年間、地道に選挙区を歩いてきた。再起を懸けて本格的に動こうとしたところ、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党への合流話が浮上。生方さんは「ゴタゴタもめるのも、言いたいことが言える民進らしいのかもしれない」とため息をついた。
9区で出馬予定の前職の奥野総一郎さんは、ポスターの印刷をストップしているとし「早く(希望の党の)公認を得ないと準備に動けない」と、気をもむ。希望の公認を受けても、小池代表と自分の顔を印刷するポスターを作れるかなど分からないという。「選挙区の皆さんに理解してもらうためにもポスターは必要だが、今はまだできない」と話す。
1区前職の田嶋要さんは二十八日に、民進党の立て直しについて「これからが正念場」などと書いたビラを新聞に折り込んで配ったばかり。「これまでのビラは内容がおかしくなるので見直さないと…」と修正を急ぐ。