安倍晋三首相が七日、県内入りし、柏市と市川市で演説、衆院選に立候補を予定している自民党公認候補への支持を呼び掛けた。

　ＪＲ柏駅前で開かれた同党の街頭演説会で安倍首相は、８区と１３区の自民前職らに続いてマイクを握った。

　今回の衆院選について「いかに日本の未来、子どもたちの未来を切り開いていくかを問う選挙」と位置付けた上で「私たちは政権を失ったとき、党名を変えたり、離合集散したりしなかった」などと野党勢力を批判した。

　会場では、政権に批判的な聴衆から「安倍やめろ」「帰れ」などシュプレヒコールが上がり、安倍首相が「私は決して負けません」と強気の姿勢をみせる一幕もあったが、演説が中断するような大きな混乱はなかった。　（堀場達）