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千葉

4党が結果を総括 自公「政策で差、連携も良く」

2017年10月24日

◆野党「候補を一本化できず」

 衆院選から一夜明けた二十三日、自民、公明、民進、共産の四党の県組織幹部が県庁で記者会見し、選挙結果を総括した。

 自民党県連の桜田義孝会長は「比例復活を含め、十三選挙区全てで衆院議員を誕生させ、ほっとしている」と話した。「希望は(合流した民進との)政策協議もなく、総理を誰にするかも明確でなかった。自民との政策の差が出た」との考えを示した。

 公明党県本部の富田茂之代表は、比例南関東ブロックで議席を三から二に減らした点を「立憲民主など新党に比例票が流れた」と分析。「自民との選挙協力の感触は良かった」と語り、得票を減らした理由を検証するとした。 

 民進党県連は、希望、立民、無所属の三つに分かれた候補を、地方議員らが各自で応援。長浜博行代表は、野党候補を一本化できなかったことを敗因に挙げ、「自公に楽な選挙になった」と述べた。

 共産党県委員会の浮揚幸裕委員長は「比例で議席を失い残念」としながらも、選挙協力した立民の候補が比例復活で当選した成果は今後につながるとし、「協力の決定が半月早ければ、選挙区でも勝てたかもしれない」と悔しがった。 (中山岳、村上豊)

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