群馬
2017年9月26日
衆院選の投開票日が予定される10月22日、2つの大規模なスポーツイベントを開催する太田市が頭を悩ませている。職員の約6割が日曜日に選挙とイベントに駆り出され、イベント会場に近い投票所周辺では渋滞なども想定される。イベントに参加する市民が投票に行かない恐れもあり、市選挙管理委員会は投票率の低下を懸念して市民に期日前投票を呼び掛ける。(菅原洋)
イベントは「上州太田スバルマラソン」と「太田スポレク祭」(ともに市など主催)。マラソンには約五千八百人がエントリーし、スポーツなどのさまざまな催しがある同祭には、二十一日と二日間で延べ二十万人以上の人出が見込まれる。市は二十二日に投開票所や市役所に計延べ約九百人の職員を、両イベントには約三百五十人の職員らを動員する予定。この日は非正規を含む全職員約二千百人のうち、約六割の計千二百五十人が出勤することになる。市では、かつてない日曜出勤の規模という。
二十二日に働く職員があまりにも多いため、その前後の平日には代休を取りにくくなるなど、労働環境が厳しくなりそうだ。
一方、マラソンのルートに近い旭小学校は投票所と、近くで開かれる同祭の、それぞれの駐車場に予定している。マラソンルートや交通規制地域の一帯では、旭小を含む計五カ所程度の小学校や公共施設が投票所となる。
このため、車は迂回(うかい)する必要がある上、投票所の周辺で渋滞や駐車場不足の心配がある。太田市は「車の町」といわれるだけに、投票にも車を利用しがちな有権者の足が遠のく可能性がある。マラソンにエントリーしたランナーのうち、県民は約三千八百人、このうち市民は約二千人いる。
市選管は「ランナーやスポレク祭の来場者の中には、疲れて投票に行かない人も出る恐れがある。できる限り期日前投票を呼び掛けたい」と投票率の低下に危機感を強めている。