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群馬

TV・ラジオCM制作 大学生が「選挙行こっ!」 「投票率アップが狙い」

2017年10月12日

選挙啓発CMの制作に参加する学生(奥の2人)=県庁で

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 大学生が「選挙行こっ!」−。二十二日投開票の衆院選で、若者の関心を高めて投票に参加してもらおうと、県選挙管理委員会は県内の大学生が出演するテレビやラジオのコマーシャル(CM)を制作、群馬テレビ、エフエム群馬で放送する。一般の大学生を起用したテレビやラジオのCM制作や放送は県選管では初めてという。

 選挙啓発CMは「選挙行こっ!」をキャッチコピーに、群馬大学や高崎経済大学など県内四校の学生男女九人が参加した。テレビは十一〜二十二日まで、ラジオは十三〜二十二日に放送する予定。テレビCMは、イオンモール高崎やケヤキウォーク前橋など県内の大型ショッピングモール四施設のデジタルサイネージ(電子看板)でも放映し、家族連れなど幅広い世代に投票参加を呼び掛ける。

 高校生や大学生に会員制交流サイト(SNS)などを通じて情報を広めてもらおうと、自撮り撮影の背景などになるポスターも千二百枚作り、県内の大学や高校での利用を図る。

 選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられて初めての国政選挙となった昨年七月の参院選で、群馬選挙区の投票率は十八歳が48・12%、十九歳は36・99%で、全体の50・51%を下回った。

 県選管の担当者は「参院選では特に十九歳の投票率が低かったことから、同世代の学生に投票への意気込みや選挙への思いを伝えてもらうことで若者の関心を呼び起こし、投票率アップにつなげたい」と話した。 (石井宏昌)

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