群馬
2017年10月18日
(届け出順)
聞き手・菅原洋
「政治家として原点に立ち返り、一からスタートしたい」
二〇一四年末の前回選挙前、関連の政治団体を巡る政治資金規正法違反問題が浮上した。「自分に甘えがなかったか。地元をおろそかにしていなかったか」。自問した。
その後の約三年間、「地元では光が当たらない、小さな声に耳を傾け、国会へ伝えたい」と選挙区内の約七百支部を回った。
現在は弁護士や税理士が、約十年間にわたる収支報告書などの修正作業を進めている。「今回の選挙前に修正を完了し、公表したかったが、急な選挙のために間に合わなかった。反省している」と説明する。
こうした仕事に追われ、小学生の息子二人に「寂しい思いをさせている」と母の顔をのぞかせる。休日は息子たちが習う空手を応援したり、一緒に公園に行ったりして息抜きしている。
<訴えたいこと> 消費税の増税は安心できる老後、教育のため必要。
安中市出身で高崎工業高を卒業後、県内の建設会社に約三年間勤め、工事現場の監督などを経験した。
「残業代がなく、サービス残業をしていた。いわゆる『ブラック企業』だったかもしれない。自分と政治や社会との関わりを初めて実感し、政治を志すきっかけになった」と振り返る。
共産党や青年団体に入り、二〇一五年には安保法に反対した県内の若者グループ「PAG」で活動した。
こうした経験を買われ、一六年の参院選に共産党から立候補を表明。ただ、民進、共産、社民の三党による野党共闘が実現し、比例に回った経緯がある。
「複雑な思いもあったが、野党共闘は安倍政権の打倒にはベストな方法」と説明する。今回も5区で共闘を模索する動きがあったが、出馬することになった。
趣味は料理と和太鼓。街頭演説がストレス発散になるという。
<訴えたいこと> 強行採決を繰り返し、暴走する安倍政権を止める。
「生徒の制服が買えない母子家庭、非正規雇用のシングルマザーたち、賃金が低くて経済的に結婚できない人々、長時間労働の問題など。労働組合の活動を通じ、格差や差別を実感してきた」
渋川市役所の職員労働組合を中心に労組の経験が長く、こうした問題に取り組みたいと立候補に至った。
「個々の働く人の現場に根差した働き方改革を提言したい」と意欲を見せる。
一九七七年に市職員となり、八〇年に旧社会党へ入党。民間の研究会にも所属して九〇年代以降に欧州各国を視察し、労働運動や社会保障などを学んだ。「海外の経験が国内の貧困などへの問題意識にも結び付いた」という。
市職員としては年金や介護などの関連部署を担当し、公民館副館長も務めた。
趣味は音楽鑑賞と写真撮影。飲酒をストレス解消にしている。
<訴えたいこと> 脱原発社会を実現し、森友・加計問題を究明する。
「医師として約三十五年間、赤ちゃんからお年寄りまで診療してきた。寂しさから受診に訪れたお年寄りなどから悩みを聞くうち、社会をなんとかしたいと思うようになった」。政治を志した経緯を振り返る。
そんなときに、東京都の小池百合子知事の姿に「女性として勇気ある行動」と刺激され、関連する政治塾に参加。小池知事が代表を務める希望の党から立候補の誘いを受け、即決した。
医師になったのは、「小学生の時にテレビのニュースで、女医が(熊本県の水俣病とみられる)研究をしている姿に憧れた」のがきっかけだ。
山形大、順天堂大で医学を学び、東京都で医院を開業している。夫、長男、長女とも医師を務める。県内にゆかりはないが、「歴代の首相を輩出した群馬に畏怖の念があり、出馬できて光栄」と語る。休日は海や山へとアウトドア派だ。
<訴えたいこと> 放射線による障害は危険。原発ゼロを目指す。