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茨城

きょう投開票 声張り上げ、最後のお願い 5区3極の候補舌戦

2017年10月22日

支持者から激励の花束を受け取る候補者=日立市で

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 衆院選は二十二日、投開票される。選挙戦最終日の二十一日、県内七選挙区の立候補者は雨の中、最後のお願いに地域を回り、街頭で党の政策などを訴えた。県民が、安倍政権の四年十カ月をどのように評価するのかが問われる。「十八歳投票権」導入後、初の衆院選で、投票率も注目される。投票は午前七時〜午後八時だが、多くの投票所で一〜二時間繰り上げられ、開票は早いところで午後八時から始まる。小選挙区は、深夜に大勢判明の見通し。当日有権者数は、二百四十四万八千百二十三人。 (鈴木学、越田普之)

 自民前職の石川昭政さん(45)は、日立市内の公園で「アベノミクスは満点ではないが、この道しかない。アベノミクスを続けていき、県北に事業を持ってくるのが私の仕事だ」と声を張り上げた。「地域のためになるのは石川だ」と、支持を呼び掛けた。

 共産新人の川崎篤子さん(64)は、選挙区内の東海村に立地する日本原子力発電東海第二原発の再稼働に反対する姿勢を鮮明にする。午前、JR十王駅近くでの演説で、安倍政権の原発政策を批判し「古くて危ない東海第二の廃炉を求める」と力を込めた。

 元国土交通相で民進前職の大畠章宏さんの後継として立候補した希望新人の浅野哲(さとし)さん(35)は議席の死守を誓う。市内の商業施設で「これからの政治家は、地域の課題、暮らしの実情を理解している人物でなければならない」と、自分こそ適任だと訴えた。

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