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枝野氏結成「立憲民主党」 参加の声、県内も続々

2017年10月3日

 民進党の枝野幸男代表代行が二日、立憲民主党の結成を表明した。希望の党の公認から漏れれば無所属での出馬が避けられない事態だっただけに、民進党出身の県内の立候補予定者も続々と参加の意思を示した。ただ公示まで時間がなく、どこまで有権者に浸透するかなど課題も少なくない。

 「もともと希望の党の理念に同調していたわけではない」。7区(横浜市港北区、都筑区の大部分)の新人中谷一馬氏は取材にこう語った。二日未明に希望への不参加を決め、立憲民主党結成の報を受けて参加することにした。「全員が希望に移るという話だったのにどんどん変わってきた。排除の論理、否定からは何も生まれない」と唱えた。

 12区(藤沢市、寒川町)の前職阿部知子氏も同調する一人。午後六時すぎから藤沢駅南口で街頭演説に臨み「私たちは主義主張を選別しない。安倍政権も希望の党も同じような排除の手法を用いてきた」と訴えた。報道陣の取材には「多様な主張を論じられるのが民主主義。新党は来る人を排除しない」と他の民進党出身者の参加も期待した。

 4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)の早稲田夕季氏も立憲民主党入りを表明。街頭演説で「憲法を守る姿勢はぶれない。リベラルの火は消さない」と主張した。2区(横浜市西区、南区、港南区)の高橋野枝氏、6区(横浜市保土ケ谷区、旭区)の青柳陽一郎氏も参加の見込み。

 一方、8区(横浜市緑区、青葉区、都筑区の一部)の江田憲司元代表代行は無所属での出馬を決意。会見で「しがらみのない立場で一人で戦いたい」などと述べた。 (衆院選取材班)

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