神奈川
2017年10月6日
【10区】川崎市川崎・幸・中原区(中東部) 【11区】横須賀・三浦市 【12区】藤沢市、寒川町 |
田中和徳68 (元)環境副大臣 自前<7>
市川佳子53 (元)県議 希新
畑野君枝60 党中央委員 共<前><1>
八選を目指す自民前職の田中に、希望新人の市川と前回比例単独で当選した共産畑野が挑む。
田中は、経済政策や犯罪対策に取り組んだことを実績として訴えている。加計・森友問題などの逆風を受け、気を引き締める。
市川は野党共闘に反発して民進を離党するも、民進の川崎市議の中には支援する動きもある。「政治信条はもともと保守」と言い、保守層への浸透を図る。
畑野は、改憲勢力と位置付ける安倍政権や希望との対決姿勢を前面に出す。ヘイトスピーチ対策や武蔵小杉駅の混雑緩和といった地元の課題を国会で取り上げたこともアピールする。
小泉進次郎36 (元)復興政務官 自前<3>
瀬戸和弘65 党県委員 共新
圷孝行67 (元)高校教諭 諸新
圧倒的な知名度を誇る自民前職の小泉と、共産瀬戸、諸派圷(あくつ)の両新人が争う。小泉の父・純一郎元首相も長年地盤を守った「自民王国」で、希望や立憲民主は擁立を見送るとみられる。
「選挙の顔」として党から期待される小泉は前回同様、選挙期間中は地元にほとんど戻らず、全国を駆け回る見込み。
瀬戸は、原子力空母の母港化撤回と、自衛隊と米軍の一体化を強める安全保障法制反対を訴え、自民の批判票の受け皿を目指す。圷は、長時間労働などに苦しむ労働者の声を国会に届けるとしている。
星野剛士54 (元)経済産業政務官 自前<2>
原輝雄43 藤沢市議 希新
阿部知子69 (元)原子力特委理事 立<前><6>
自民前職の星野、希望新人の原、立憲民主前職の阿部の「三極」が戦う構図になりそう。
前回、わずか七百票差で阿部の猛追をかわした星野は、与党の実績を強調。
希望は、松沢成文参院議員の元秘書の原を擁立。出馬表明は遅れたものの、新党への期待を背に議席獲得を目指す。
阿部は一時期、希望への参加を検討したが、立憲民主に合流して希望の小池百合子代表の批判を展開。共産の支援も取り付け、リベラル票の取り込みを狙う。
【記事の見方】
■選挙区
名前 年齢 肩書(1)(2)(3)
(1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分、<前>は前回比例代表での当選者。(3)は当選回数。党派は自=自民、希=希望、公=公明、共=共産、維=日本維新の会、立=立憲民主党、社=社民、諸=諸派、無=無所属。敬称略