県選挙管理委員会は、二十二日投開票の衆院選の啓発ポスターを四万一千枚作製した。ドラマや舞台などで活躍する県内出身の女優高月彩良（さら）さん（２０）をキャラクターに起用し、「私は行きます！　自分の明日をつくる　一票だから。」と投票を呼び掛ける。

　Ａ３からＢ０まで六つのサイズを県内の主要駅や商業施設などに掲示する。県選管の担当者は「高月さんは昨年の参院選でもキャラクター候補に挙がった。若い有権者に訴求力がある」と、他世代に比べて低い若年層の投票率向上を期待する。

　他にも、十八歳の有権者に的を絞り、県内の高校や特別支援学校など計二百九十一校に投票呼び掛け用の横断幕を配布した。

　実際に掲示されるのは選挙戦後半の十六日から。県選管は「突然決まった選挙なので手続きが遅れた」と話す。

　十六日午後四〜六時には、横浜駅東口の新都市プラザでイベントを開く。大道芸人の演目を交えながら衆院選をＰＲする。

　県選管のツイッターアカウントでも選挙情報をつぶやき、有権者に関心を持ってもらうようにする。　（志村彰太）