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期日前で候補誤掲示 職員持ち場離れ 1人が投票ミス

2017年10月21日

 川崎市選挙管理委員会は二十日、麻生区役所の期日前投票所で、市長選の投票用紙を受け取った有権者の一人が、衆院選の小選挙区の候補者名を見て投票するミスが十九日に起きていたことを明らかにした。

 市選管によると、投票所では身障者が一カ所の記載台で複数の選挙の投票用紙に記入できるようになっている。この身障者用記載台に市長選の候補者名が貼られており、市長選の投票が済めば、担当職員が衆院選の候補者名などが貼られた段ボールを示し、衆院選の投票をしてもらう仕組み。

 しかし職員が段ボールを記載台に置いたまま、持ち場を離れたため、有権者はこれを見て市長選の投票用紙に衆院選の候補者名を書いたと申し出たという。

 市長選の投票用紙に市長選の候補者以外の名前を書いた場合は無効票になるという。この有権者は市長選の投票のやり直しを希望。職員はやり直せないと説明し、謝罪した。市選管によると、この記載台は身障者以外も利用できるという。市選管は「貴重な一票を適切に扱うことができず、おわび申し上げます」としている。

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