任期満了に伴う川崎市長選は二十二日、投開票される。届け出順に、いずれも無所属で、新人の元市議吉沢章子さん（５３）、再選を目指す現職の福田紀彦さん（４５）、新人で市民団体役員の市古博一さん（６９）＝共産推薦＝の三人が立候補している。衆院選も同日、投開票される。

　市長選は一期四年の現市政の評価が主な争点。選挙戦で吉沢さんは災害対策などを訴え、福田さんは子育て施策などの実績を強調。市古さんは大規模開発ストップなどを掲げる。

　また、議員辞職に伴う市議川崎区補選（被選挙数一）も同日投開票される。いずれも新人で、自民党公認の元衆院議員秘書本間賢次郎さん（３１）、共産党公認の党地区役員後藤真左美さん（５０）、無所属で元県議の栄居学さん（４０）の三人が立候補している。

　いずれも投票は午前七時〜午後八時、市内百六十二カ所で受け付ける。開票は午後九時二十分から市スポーツ・文化総合センターなど七カ所で行われる。市内の選挙人名簿登録者数（十二日現在）は百二十二万五千四人。うち川崎区は十八万七千二百四十四人。