神奈川
2017年10月23日
支持者と当選を喜ぶ牧島かれんさん(中)=小田原市で |
午後八時すぎ、17区の自民前職、牧島かれんさん(40)の小田原市の事務所にテレビで「当確」の報が流れると、台風の雨音をかき消すほどの歓喜の声に包まれた。希望前職の神山洋介さん(42)を三回連続で破った牧島さんは支援者に深々と頭を下げ「多くの皆さんの支援をいただき、ありがとうございました」と喜びを語った。
初当選以降、こまめに国政報告会を重ね、毎月のファクス通信やメールマガジンの読者は、初当選前の数百人から数千人に増えた。選挙中「私の強みは国や県、市町との太いネットワークで皆さんの声を国の真ん中に届けること。困り事への答えを責任を持って出していくのが与党」と訴え、公明の街頭演説会にも顔を出して組織票を固めた。
神山さんは「アベノミクスの成果は地域に届いていない」と批判したが、無党派層の票が伸び悩んだ。