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埼玉

自民県連「落下傘は拒否」 豊田氏離党の4区

2017年9月22日

 元秘書への暴言・暴行疑惑で豊田真由子衆院議員=埼玉4区(朝霞、志木、和光、新座市)=が自民党を離党したのを受け、新たな公認候補の選考を進めている自民県連の鈴木聖二幹事長は二十一日、記者団に「党本部で手を上げている人は何人かいるみたいだが、承服できない」と述べ、あくまで地元から候補者を擁立する方針を強調した。

 県連は当初は公募で候補者を決める方針だったが、次期衆院選まで時間がないことなどを理由に断念。「地元に精通して思い入れのある人」を対象に独自に検討を進め、地元市議ら数人に絞り込んだという。

 今後、党本部との最終調整を経て公認候補が決まる。4区が全国的な注目区になる中、鈴木氏は「(党本部との)話し合いがすんなりいくか分からないが、譲れない一線はある」と主張。豊田氏のように選挙区に地縁のない「落下傘候補」の擁立を党本部が提案した場合は、拒否する考えを示した。(井上峻輔)

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