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埼玉

3極党首、県内で演説

2017年10月19日

 22日投開票の衆院選に向けて、自民党総裁の安倍晋三首相、希望の党代表の小池百合子東京都知事、立憲民主党の枝野幸男代表の3人が18日、県内で各党候補の応援に駆け回った。安倍さん、小池さんが相次いでマイクを握った選挙区もあり、激戦の様子がうかがえた。 (井上峻輔)

前職の応援に入った小池代表=川越市で

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 安倍さんは1、6、7、12区の四カ所を回り、小池さんは1、4、7、12区の四カ所に入った。いずれの選挙区も両党の候補者が激しく争っている。

 東武岩槻駅前では、小池さんが朝八時から前職の隣に立ち「安倍一強にストップをかけ、しがらみ政治から脱却する」と主張。「政治の緩みにノーを突きつけて緊張感のある国会にするためにも、小選挙区で勝たせてください」と力を込めた。

前職の応援で演説する安倍首相=川越市で

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 安倍さんが同じ岩槻駅前に現れたのは、午後四時半ごろ。「この選挙は政権選択選挙であり、この地域を誰に託すかの選挙でもある」と説明し、「当選のために党名を変える人を選ぶか、野党時代の自民から当選した人を選ぶか」と前職への投票を呼びかけた。

新人の応援弁士としてマイクを握る枝野代表=越谷市で

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 枝野さんは、自身以外で県内唯一の公認候補である新人の応援へ。東武新越谷駅前でマイクを持つと、周囲を取り囲んだ観衆に「民主主義を新しいステージへと進める歩みに一緒に加わりませんか」と呼びかけ、「小選挙区で自民の議席を減らさなければ今の政治の流れをかえることはできない。まだまだ苦戦している」と支持を求めた。

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