埼玉
2017年10月23日
支援者からの花束を手に喜びをかみしめる穂坂泰さん=朝霞市の選挙事務所で |
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朝霞市内の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、自民新人の穂坂泰さんは事務所に詰め掛けた支援者に深々と頭を下げた。そして「知名度のない私の背中を押していただいた皆さんに感謝している。責任の重さを感じる。選挙区の四市四十六万市民のために、しっかりと働いてまいりたい」と初当選の喜びを語った。
志木市議一期目だった穂坂さんは、元秘書への暴言疑惑などで離党した豊田真由子さんに代わる党公認候補として急きょ出馬。選挙戦では「この地で生まれ育った」と繰り返し語り、落下傘候補だった豊田さんとの違いを強調。また、「介護施設を運営する中で学んだ、社会的弱者の思いを国政に届けたい」と訴えた。
陣営には、志木以外での知名度の低さを懸念する声もあった。しかし選挙区内の市長らによる強力な支援体制に、公明の組織票を加えて巻き返した。