• 東京新聞ウェブ

埼玉

自民圧勝、野党は低調 5区は立民・枝野さん

2017年10月23日

自身の当選が確実となり、くす玉で祝福される立憲民主党の枝野代表=さいたま市大宮区で

写真

 二十二日に投票された衆院選は深夜まで開票が続いた。県内の全十五選挙区では、1区の前職村井英樹さんら自民候補が、次々と当選を確実にした。自民の事実上の分裂選挙となった11区は、無所属前職の小泉龍司さんが早々に当確を決めた。5区では立憲民主代表の前職枝野幸男さんが九選を確実にした。6区は希望前職大島敦さんが当確。県内小選挙区の投票率(暫定)は51・45%。 (衆院選取材班)

 自民で他に当選を確実にしたのは、いずれも前職の2区新藤義孝さん、3区黄川田仁志さん、8区柴山昌彦さん、9区大塚拓さん、10区山口泰明さん、13区土屋品子さん、14区三ツ林裕巳さん、15区田中良生さん。唯一の新人の4区穂坂泰さんも初当選を確実にした。前回は十二人が小選挙区で勝っていて、今回は十四人を擁立していた。

 自民党員の前職二人が無所属として争う分裂選挙となった11区は、公示前に十二年ぶりに復党した前職小泉龍司さんが六度目の当選を確実にした。敗れた前職今野智博さんは無所属のため、比例復活もできずに議席を失う。

 立憲民主の代表として戦った5区の前職枝野幸男さんも、九度目の当選が確実になった。高い知名度に加えて新党代表としての露出を生かし、自民前職の牧原秀樹さんを引き離した。

 元秘書への暴言問題で自民党を離党した無所属前職の豊田真由子さんは落選が確実になった。

 今回の選挙では、県内でも「自民」「希望」「共産、立憲民主、社民」の三極の争いが軸となった。

 希望は全選挙区で擁立。共産は十二選挙区で擁立する一方で、立憲民主と社民が候補を立てた三選挙区では独自候補を取り下げた。

主な政党の公約

新聞購読のご案内