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都内投票率53.64% 戦後ワースト2 台風21号接近で低く

2017年10月24日

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 都選挙管理委員会は二十三日、衆院選小選挙区の都内投票率は53・64%(確定値)だったと発表した。前回二〇一四年の54・36%と比べて0・72ポイント減。戦後最低だった一九七九年の53・19%に次ぐ低さだった。

 都選管は「台風21号の接近による荒天が、投票率が下がった要因の一つになった」とみている。七九年も今回と同様に台風が接近し、悪天候だった。

 当日有権者数は千百二十七万六千九十人。投票率が最も高かった選挙区は東京2区(中央区、文京区、港区北東部、一部を除く台東区)の58・00%。3区(一部を除く品川区、大田区北西部、島部)の55・86%、19区(小平市、国分寺市、西東京市)の55・84%と続いた。最も低かったのは16区(一部を除く江戸川区)で47・49%だった。

 期日前投票(十一〜二十一日)は、小選挙区では19・90%にあたる二百二十五万四千四百八十九人が投票した。前回の一・六四倍で、過去五回の衆院選で最も多かった。都選管は「制度が定着してきたことに加え、投開票日は台風による荒天が予想されていたためだろう」としている。 (榊原智康)

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