栃木
2017年9月30日
十月十日公示、同二十二日投開票の衆院選の栃木5区に、新人で元足利市長の大豆生田(おおまみうだ)実氏(51)が二十九日、新党「希望の党」の公認を受けて出馬すると表明した。大豆生田氏によると、公認を申請中という。
県庁で記者会見し「安倍政権は賞味期限が来ている。(一強政治で)権力集中が続き、良くない。二大政党制で健全な民主主義にしたい。地域主権を目指し、市長の経験でお役に立てると思う」と抱負を述べた。
大豆生田氏によると、希望の党代表を務める小池百合子東京都知事の関係者から国政への挑戦を打診され、出馬の準備をしてきたという。小池都知事が「しがらみのない政治」を主張していることに、「私が以前から言ってきたことで、ご縁の深いものがあると感じている」と述べた。
足利市出身で東京薬科大卒。同市議、県議を経て、二〇〇九年から同市長を一期務めた。
栃木5区では、自民党前職の茂木敏充氏(61)と共産党新人の川上均氏(61)も出馬を予定している。(北浜修)