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栃木

北朝鮮対応などアピール 安倍首相来県、さくら市で演説

2017年10月4日

街頭演説する安倍晋三首相=さくら市で

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 十日公示の衆院選を前に、安倍晋三首相(自民党総裁)は三日、さくら市のJR氏家駅前で街頭演説した。ミサイル発射などで緊迫化している北朝鮮情勢や経済対策に多くの時間を割き、集まった多くの聴衆に支持の拡大を呼び掛けた。

 安倍首相は「世界に脅威を与え続ければ北朝鮮は未来を開けない。だからこそ政策を変えさせるために圧力をかけている」と北朝鮮への対応方針を説明。野党などから批判の声が上がっている衆院解散の是非については「選挙は民主主義の原点。北朝鮮の脅かしで左右されてはならない。国民の力を得て、国際社会でリーダーシップを発揮し、問題を解決しなければならない」と訴えた。

 「自公政権は経済最優先で取り組んできた」と実績を強調。「海外からの観光客が増えた。日光もそうだ。さくら市の喜連川温泉にも来てもらおう。イチゴももっと輸出できるようにしよう」と地域振興にも触れた。

 民進党や新党「希望の党」など、衆院選を巡る各党の動きについては「どこがどことひっついたと、そればかりで残念。新しいブームからは何も生まれない」と述べるにとどめ「われわれは堅実に愚直に政策を訴えていく」と主張した。 (小川直人)

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