• 東京新聞ウェブ

栃木

あす公示 5選挙区に16人出馬へ 前回比2人増

2017年10月9日

写真

 十日公示、二十二日投開票の衆院選で、県内五つの小選挙区に立候補を予定する顔触れが出そろった。二〇一四年の前回と比べ二人多い前職六人、新人九人、元職一人の計十六人が出馬する見通し。党派別では自民五人、希望と共産が各四人、諸派一人、無所属二人。各選挙区ごとに対決の構図をまとめた=文中敬称略。 (北浜修)

◇1区

 自民前職船田元(63)は安倍政権の実績を訴える。民進県連が除籍処分にした元職柏倉祐司(48)と同県連が擁立した新人渡辺典喜(34)の希望の公認争いは、柏倉で決着。渡辺は無所属で挑む。共産新人青木弘(56)も改憲反対などを訴えて支持拡大を図る。

◇2区

 自民の西川公也(74)、無所属の福田昭夫(69)の両前職による一騎打ち。自民は七十三歳以上の比例重複立候補を原則認めないため、前回、百九十九票差で福田に敗れた西川は背水の陣となる。民進県連代表の福田は無所属で出馬するが、共産が立候補予定者を取り下げ、県内唯一の「対自民共闘」が実現した。

◇3区

 前回、苦杯をなめた参院議員渡辺喜美がくら替え出馬を模索したが断念。代わって妹で新人の渡辺美由紀(58)が希望から挑む。自民前職簗和生(38)は自公政権の実績や若さなどをアピールする。共産新人槙昌三(74)、諸派新人石渡剛(48)も支持拡大を図る。

◇4区

 前回と同じ顔触れ。自民前職佐藤勉(65)はこれまでの実績を訴え、戦いに万全を期す。民進から希望公認で出馬する新人藤岡隆雄(40)は新党への注目度を生かして、三度目の挑戦。共産新人山崎寿彦(64)も政権批判の受け皿を目指す。

◇5区

 自民前職の茂木敏充(62)は安倍政権を支える閣僚として、実績と方針を前面に出して訴える。希望新人の大豆生田実(51)は元足利市長の知名度を生かして初挑戦。共産新人の川上均(61)も支持拡大を図る。

主な政党の公約

新聞購読のご案内