初めて挑んだ１区の無所属新人の渡辺典喜さん（３４）は、経験豊富な自民前職を相手に涙をのんだ。

　落選が確実となると、支援者が詰め掛ける宇都宮市の事務所に姿を見せた。深く頭を下げて支援への謝意を示しながら「期待に応えられず、申し訳ない。皆さんのご支援で選挙を戦うことができた。結果は全て私の責任」と敗戦の弁を語った。

　民進公認候補予定者の除籍処分に伴い、解散直前に急きょ、民進からの出馬が決定。だが、党本部主導の希望との合流方針により、態勢の全面見直しを余儀なくされた。除籍された元職の柏倉祐司さん（４８）が希望から出た一方、自身は「退路を断つ」として無所属で臨んだが及ばなかった。