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栃木

「見慣れた人を選んだ」 福田知事が結果に所感

2017年10月24日

 福田富一知事は二十三日、衆院選を受けて県庁で記者団の取材に応じ「栃木も全国も自公政権の安定を望んだ人が多かった」と、与党が定数の三分の二を確保したことに対する所感を述べた。

 同時に野党再編の混乱を念頭に「スポーツ競技に例えるなら、観客(有権者)は選手(候補)がどのユニホームを着ているのか分からず、結果として見慣れた選手、見慣れたユニホームを着た人を選んだ」と、皮肉交じりの感想もつけ加えた。

 福田知事は選挙戦で自民候補の応援に回っており、県内の小選挙区で唯一、自民候補が敗北した2区の結果を「無党派層に声が届いていなかった。各政党、各候補者はそこに目を向けて活動しないと勝てないことを証明した」と分析した。

 新議員には「与野党問わず、地域の課題解決に力を貸してもらいたい。地域の声に耳を傾け、有権者に寄り添ってほしい」と注文をつけた。(北浜修)

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