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「敵前逃亡解散」 民進、共産が批判

2017年9月19日

 民進党の前原誠司代表は十八日、東京都内で記者団に、安倍晋三首相が二十八日召集の臨時国会の冒頭にも衆院を解散する意向を固めたことについて「加計(かけ)問題、森友問題を国会で詮索されるのが嫌なのだろう。問題から逃げ、答弁する責務から逃れた疑惑隠し、敵前逃亡の解散以外の何物でもない」と批判した。

 前原氏は「国民の多くは臨時国会ぐらいはちゃんと開き、その後解散すればいいのではないかということに賛同いただけるのではないか」と強調した。

 共産党の志位和夫委員長も国会内で記者会見し「臨時国会冒頭の解散は森友、加計疑惑隠しだ」と強調。「究極の党利党略、権力の私物化、憲法違反の暴挙だ」と批判した。

 野党連携については「安倍政権を倒すには共闘しかない」と訴え、民進党に選挙協力を求めた。消費税率10%への引き上げは中止を主張した。(我那覇圭)

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