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首相「帰国後に解散判断」

2017年9月19日

 安倍晋三首相は十八日、東京都内の私邸で公明党の山口那津男代表、自民党の二階俊博幹事長と相次いで会談し、二十八日召集の臨時国会冒頭にも衆院を解散し、衆院選を来月下旬に行う意向を改めて伝え、具体的な対応を協議した。首相と二階氏は、自民党内で選挙準備を急ぐ方針を確認。首相は「党が圧勝できるよう頑張ろう」と指示した。

 この後、首相は国連総会出席のため、米ニューヨークに向け、羽田空港を出発した。これに先立ち、同空港で記者団に、解散について「いちいち答えることは控えるが、帰国後に判断したい」と語った。

 自民、公明両党の幹事長や政調会長、選対委員長、国対委員長らは十八日夜、都内の料理店で会談。自民党の塩谷立(しおのやりゅう)選対委員長は、選挙準備などに関し「与党が結束して緊張感を持って、対応しようという話をした」と記者団に説明した。会談前には、別の自民党幹部が「(冒頭解散の)流れは止められない」と記者団に話した。

 臨時国会冒頭で衆院解散した場合、総選挙は「十月十日公示、二十二日投開票」か「同十七日公示、二十九日投開票」が軸になる。

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