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小池氏、選挙終盤は不在? 来月21〜25日パリ出張

2017年9月21日

 東京都の小池百合子知事は二十日開会した都議会定例会に臨んだ後、十月二十一〜二十五日にはパリに出張する予定が決まっている。次期衆院選では、側近の若狭勝衆院議員らが結成する国政新党の支援に、小池氏がどの程度関与するのかが注目されるが、投開票日が十月二十二日になった場合、選挙戦最終盤に日本を離れ、応援演説に立つのは難しくなる。

 都議会定例会の会期は、十月五日までの十六日間。衆院選は十月十日公示、二十二日投開票を軸に調整されている。

 パリ出張は、温暖化対策に熱心な都市でつくる組織「世界大都市気候先導グループ(C40)」の委員会や関連イベントに出席するのが目的。予定は解散風が吹く前から決まっていた。今後、日程が再調整される可能性もある。

 小池氏は七月の都議選では選挙期間中、都庁への登庁回数を週二回程度に減らし、当時、代表を務めていた「都民ファーストの会」候補らの応援演説に駆け回り、圧勝させた。

 衆院選で、若狭氏は東京を中心に全国で数十人以上を擁立したい考え。ただ小池氏が議会や都政日程をこなしながら、どこまで応援に入れるかは不透明だ。

 二十二日投開票の場合、選挙戦最終日の二十一日はパリ出張中となる。

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 小池知事は二十日、若狭氏の国政新党の役職に就くかについて、報道陣の取材に対し「まだそこまで話をしていない」と述べた。

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