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自民 高村副総裁が不出馬

2017年9月26日

 自民党の高村正彦副総裁(75)=衆院山口1区=は二十五日、次期衆院選に立候補しない意向を表明した。党本部で記者団に「体力の限界が理由だ」と述べた。党総裁の安倍晋三首相にも伝えた。党の改憲論議の取りまとめ役である憲法改正推進本部の特別顧問は続ける意向だ。

 山口1区の後継には、秘書である長男、正大(まさひろ)氏を希望している。

 高村氏は二〇一二年九月に首相が党総裁に就任して以降、副総裁を務めてきた。集団的自衛権の行使を容認した安全保障関連法や、天皇陛下の退位を実現する特例法制定、改憲などの難しい課題で党内議論を主導し、公明党との折衝役も担った。弁護士出身で衆院当選十二回。

 高村氏によると、以前から首相に不出馬の意向を伝えていた。二十五日午後、首相と官邸で会い、最終的に了承を得た。

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