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2017年9月26日
新党「希望の党」を設立し代表に就任することを発表する東京都の小池知事=25日午後2時31分、都庁で(隈崎稔樹撮影) |
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小池百合子東京都知事は会見で、自身に近い若狭勝衆院議員らが新党結成を目指して協議してきたことに触れ「これをリセットして、私が立ち上げる。直接絡んでいきたい」と明言。党名は小池氏の政治塾「希望の塾」からの引用だと説明し、新党の顔として衆院選に全面関与していく姿勢を鮮明にした。次の衆院選に出馬しない考えも示した。
小池氏は新党の理念も発表し(1)希望の政治(2)希望を守る環境・エネルギー(3)憲法改正−など提示。具体策に「原発ゼロ」を明記し「ゼロを目指す工程を作成しなければならない」と強調した。会見後、原発ゼロを訴える小泉純一郎元首相と会い、激励されたことも記者団に明らかにした。
ほかの具体策は議員定数・議員報酬の削減、徹底した情報公開など。消費税増税は「景気回復に水を差す恐れがある」と是非を議論すべきだと主張した。
知事を続けながら、国政政党を立ち上げる意義に関し「都政により磨きをかけ、スピード感を確保していくためには、国政への関与が必要だ」と説明した。
衆院選の候補者擁立方針では「これまで接点のあった新人の方々、議会経験のある方々に全国各地で出馬していただく」との意向を示した。
関係者によると「希望の党」は25日、政党設立届と国会議員9人の名簿を東京都選管に届け出た。国会議員は以下の通り(五十音順、敬称略)。
【衆院議員】
木内孝胤(比例東京)
長島昭久(比例東京)
細野豪志(静岡5区)
松原 仁(比例東京)
笠 浩史(神奈川9区)
若狭 勝(東京10区)
【参院議員】
行田邦子(埼玉)
中山恭子(比例)
松沢成文(神奈川)