安倍晋三首相が衆院解散を受け二十八日、官邸で記者団に述べた発言全文は次の通り。

　いよいよ戦いが始まる。厳しい選挙戦だが、身を引き締めて全力を投入していきたい。国民の生命と財産、幸せな国をいかに守り抜くかを問う選挙だ。急速に進む少子高齢化の中で、いかにして日本の未来と子どもたちの未来を切り開いていくかを問う選挙だ。北朝鮮の脅威や少子化といった国難に対し、国民の信を得て乗り越えていかなければならないと判断し、衆院を解散した。私たちは誠実に愚直に具体的な政策を訴える。

　民進党は代表選で、どのような旗を掲げて政策を進めていくかの論戦を行った。その結果、新しい代表と政策の方向性が決まったと理解していた。政策抜きに丸ごと（希望の党と）合流することに大変驚いている。私たちは批判の応酬ではなく、具体的に誠意を持って政策を訴え、選挙戦を戦い抜いていきたい。