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前原氏発言要旨 「もう一度二大政党つくるために決断」

2017年9月29日

 二十八日の民進党両院議員総会での前原誠司代表の発言要旨は次の通り。

 私は「一強多弱」と言われている今の状況にじくじたる思いを持っている。安倍政権の延長線上に日本の将来はないと思う。この道は変えさせなければいけない。

 安全保障法制、憲法違反の法律はだめだろう。必要だからと憲法違反の法律を作ったら、国家の土台が崩れる。こんなことを平気でやっている政権が五年近く続いている。許すわけにはいかない。

 われわれはどんな手段を使っても、安倍政権を止めなければいけない。民進党の現状を考え、どうすればもう一度政権交代ができるかを考えた末に、皆さんに提案する。これは他党に合流するということではない。政権交代を実現する、もう一度大きなプラットフォームをわれわれ自身がつくるということだ。

 自己責任型の、誰もが将来不安におびえる状況を変えるために、安心を持てる社会、支え合いの社会をつくるために、皆さんにもう一度当選していただきたい。五年間、われわれの仲間がバッジを着けられずに地域を歩き回って、もう一度国のために働きたいと思っている。仲間が国会に戻るために、仲間と理想の社会をつくるために、私は決断をした。もう一度われわれの理想の社会をつくるために、名を捨てて実を取る。この決断を皆さんにご理解いただきたい。

 好き勝手の安倍政権を終わらせるためだ。もう一度、二大政党制をつくるためだ。提案について徹底的な議論をいただき、満場一致で新たな方向に進み、政権交代、安倍政権の退場、理想社会の実現を皆さんと一緒にやりたい。

主な政党の公約

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