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希望・若狭氏 過半数擁立こだわらず 「民進と政策一致見極め」

2017年9月30日

 新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)の若狭勝前衆院議員は三十日の民放番組で、十月二十二日投開票の衆院選の候補者について、過半数(二百三十三議席)の擁立にこだわらない考えを示した。「まずは基本的政策が一致するかを見極める」と語った。若狭氏は合流を決定した民進党の玄葉光一郎総合選挙対策本部長代行と候補者調整を続けている。来週初めの一次公認に続き、来週半ばにも二次公認を発表する段取りだ。 

 希望が憲法や安全保障政策の一致を求めて候補者の「選別」を図るのに対し、民進党は全員参加を求めており、候補者や政策の協議が早期に決着できるか見通せない。

 番組で若狭氏は、候補者擁立に関し「政権交代するための数をそろえないといけない、となると基本的考え方がだいぶ違う人も公認で入ってもらうことになる」と指摘した。「烏合(うごう)の衆ではいけない」とも話した。

 小池氏と民進党の前原誠司代表は二十九日の会談で、政権交代を目指して連携すると確認している。若狭氏は階猛民進党政調会長との間で、公約策定についての話し合いも進めている。

主な政党の公約

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