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民進、「看板」掛け替え進む

2017年10月1日

民進党の文字の上に「希望の党」のシールが張られた封筒(手前)=東京都品川区で(一部画像処理)

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 事実上の解党となった民進党の出身者らの陣営では、「看板」の掛け替えに向けた動きが進んでいる。

 両院議員総会で希望の党への合流が決まった翌日の二十九日、東京17区で立候補予定の新人、伊藤正樹さん(45)の事務所には、「民進党」の名称が付いたポスターや封筒が並ぶ。「もう使わないんで」と苦笑する。

 現在、業者には選挙で使うポスターやチラシなどの印刷を止めてもらっている。イメージカラーが民進党と希望の党で異なるため、希望の党の公認が決まれば、デザインを一新する必要がある。「公示日に間に合わない可能性もある。やきもきどころじゃないが、どうすることもできない」と話した。

 既に民進党から希望の党に合流した東京3区の前職松原仁さん(61)の事務所では、スタッフが有権者への郵送用の封筒やポスターの「民進党」の文字の上に緑色の「希望の党」と書かれたシールを張る作業に追われていた。秘書は「他よりは数日早いですが」とチラシの発注連絡などの電話に慌ただしく対応していた。 (山田祐一郎)

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