• 東京新聞ウェブ

全国

希望一次公認に192人 立憲民主・共産は協力へ

2017年10月4日

記者会見で質問に答える(左から)民進党の玄葉光一郎氏、希望の党の若狭勝氏、細野豪志氏=3日、東京・永田町で(朝倉豊撮影)

写真

 小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党は三日、衆院選(十日公示−二十二日投開票)の第一次公認候補を発表した。小選挙区百九十一人、比例代表単独一人の計百九十二人。若狭勝前衆院議員は、公認候補は全員、改憲に賛成する立場だと説明した。「立憲民主党」は三日に新党設立を届け出た。代表の枝野幸男元官房長官は市民グループ「市民連合」との間で、改憲反対などを目指すことで合意した。共産党は立憲民主と選挙協力する動きをみせた。(篠ケ瀬祐司)

 希望は一次公認で、小池氏と日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事との合意に基づき、維新の地盤である大阪府内十九小選挙区に候補を擁立しなかった。七月の東京都議選で、小池氏が率いた「都民ファーストの会」と選挙協力した公明党が候補者を出す九選挙区でも、候補者擁立を見送った。

 近く追加公認を発表し、衆院定数の過半数となる二百三十三人以上の擁立を目指す。若狭氏は記者会見で「第二次、第三次公認、比例代表候補を発表し、今後政権交代を目指すことが可能な状況になってきている。出身母体は違っても一致団結して戦う」と強調した。

 民進党はもともと二百人超の公認予定者がいたが、希望が一次公認した民進党出身者は小選挙区、比例代表合わせて百十人にとどまった。

 一方、立憲民主党の枝野代表は三日に会談した市民連合から九条改憲反対や安保法の白紙撤回、原発ゼロを目指すよう要望された。枝野氏は「立憲主義や民主主義を壊している安倍政権にストップをかけたい」と応じた。共産党の志位和夫委員長は立憲民主と選挙協力する考えを示した。

主な政党の公約

新聞購読のご案内