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保岡元法相が出馬取りやめ 治療に専念へ

2017年10月9日

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 自民党の保岡興治元法相(78)は八日、鹿児島市で記者会見し、衆院選への立候補を取りやめると表明した。膵臓(すいぞう)がんが見つかり、治療に専念するためとしている。政界は引退する。自民党鹿児島県連は、鹿児島1区の後継の候補者として、保岡氏の秘書を務める長男宏武氏(44)を擁立する方針を決めた。

 保岡氏は裁判官を経て一九七二年に衆院議員になり、当選十三回。森喜朗内閣と福田康夫内閣で法相を務めた。現在は自民党の憲法改正推進本部長として、改憲に向けた党内議論の取りまとめ役を担っている。

 保岡氏は「衆院選後は憲法改正の道が新たに進んでいく。ここで議員を辞めるのは断腸の思い」と述べた。

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