１０月に実施される衆院選は今回で戦後４回目だ。過去３回行われた選挙は、いずれも与党にとって芳しい結果とならなかった。

　１回目の１９５２年選挙は、自由党内での対立を受けて吉田茂首相（当時）が抜き打ち的に衆院を解散した。自由党は議席を２４０（定数４６６）に減らし、過半数を辛うじて上回った。

　７９年選挙が２回目。自民党は２４８議席（定数５１１）と過半数に達しなかった。３回目は９６年選挙で、自民党は議席を増やして２３９（定数５００）としたが、過半数には届かなかった。