全国
2017年10月10日
「自民・公明」「希望・維新」「共産・立憲民主・社民」三極の公約を、主要政策で比較した。
消費税増税を巡っては、与党の「自・公」は、予定通り二〇一九年十月に10%に引き上げることを前提にしている。「希・維」と「共・立・社」の野党は、そろって凍結・反対だ。
憲法に関しては、自民は「自衛隊の明記」を公約。公明は九条改憲を「理解できないわけではない」と慎重姿勢をとり、与党の姿勢が割れた。「希・維」は自衛隊明記に触れていないものの、九条改憲論議に前向きだ。「共・立・社」は九条改憲への反対を鮮明にしている。
原発に関し、自民は「重要なベースロード(基幹)電源」と位置付けて、今後も原発稼働を続けると宣言している。公明は時期は明示しないものの「原発ゼロを目指す」と自民との立場の違いを示した。希望は「二〇三〇年までの原発ゼロ実現を目指す」と年限を区切り、維新は期限を示さず「既存原発フェードアウト」を掲げた。
「共・立・社」は、再稼働反対で足並みをそろえている。
日本のこころは安倍政権を支持し、自主憲法の制定などを主張する。 (篠ケ瀬祐司)
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