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全国

定数10減、465に 戦後最少

2017年10月10日

 衆院小選挙区の「一票の格差」を縮小するため、七月施行の改正公選法は十九都道府県の九十七選挙区で区割りを見直した。今回の衆院選は新しい区割りで実施される。衆院の定数は十削減され、戦後最少の四六五(小選挙区二八九、比例代表一七六)となった。

 小選挙区定数は青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島の六県で各一減。比例代表は東北、北関東、近畿、九州の四ブロックでそれぞれ一減された。

 新しい区割りでは、住民基本台帳人口(今年一月一日現在)による試算で最大格差が一・九五五倍となり、改定前の昨年の二・一四八倍から縮小された。

 ただ都市部への人口集中で、今後も一票の格差は拡大する見通しだ。二〇二〇年国勢調査の結果公表後には、都道府県の人口比を正確に反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」を導入した区割り改定が予定される。

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