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2017年10月10日
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衆院議員の任期は四年だが、途中で解散せず任期満了で迎えた総選挙は戦後二十六回のうち一九七六年の一回だけだ。議員の在職期間が二番目に長かったのは、麻生太郎首相(当時)による二〇〇九年の解散時で三年十カ月。内閣支持率が低迷し、衆院解散が任期満了の直前にずれ込んだ。
安倍晋三首相が九月二十八日の臨時国会冒頭で解散に踏み切った今回は二年九カ月で、ほぼ平均的な在職期間となった。
最も短かったのは吉田茂首相(当時)の暴言がきっかけとなった五三年の「バカヤロー解散」で五カ月半。次いで、自民党内の派閥抗争が発端となった八〇年の「ハプニング解散」の七カ月だった。