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民進再結集呼び掛けへ 小川参院会長 希望合流を否定

2017年10月13日

 民進党の小川敏夫参院議員会長は十二日、東京都内で立憲民主党候補の応援演説をし「民進党は不滅だ。希望の党から立候補した人も無所属で信念を通した人も民進党を大きな軸として結集する」と話した。参院の民進党が希望の党に合流することを否定した上で、衆院選後に希望、立憲民主党、無所属に分裂した民進党の勢力をもう一度、まとめたいとの考えを示した。

 小川氏は街頭演説後、記者団に対し、政策では立憲民主に近いと指摘した上で「自民党に代わる政権には立憲民主だけではウイングが狭い」と強調。「これまでの民進党のように、考え方の幅を持ち大きな勢力でまとまりたい」として、衆参両院で民進勢力の再結集を呼び掛ける方針を示した。

 参院の民進党所属議員は四十七人。小川氏は「前原誠司代表が衆院選は希望で戦い、衆院選後に参院議員も希望に合流しようと発言しているが、私は行かない。(参院の)過半の人が行かないと言っている」と明かした。

 前原氏は九月末の両院議員総会で、衆院選では全公認候補を希望から立候補させる方針を説明し了承された。ただ、参院議員や地方議員をどうするかは決まっていない。小川氏は衆院選後すぐ両院議員総会を開き、対応を検討する考えを示した。 (山口哲人)

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