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選挙サンデー 各党首が舌戦

2017年10月16日

候補者らの訴えを聞く有権者ら=15日、都内で(平野皓士朗撮影)

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 衆院選投開票(二十二日)に向け最後の日曜日となった十五日、与野党党首は接戦区に入り、支持を訴えた。安倍晋三首相(自民党総裁)は野党共闘で苦戦が伝えられる札幌市などで街頭演説し、「私たちは二〇〇九年に政権を失った際、ひたすらに政策を磨き、訴えた。問われているのは誰が信用できるかだ」と強調。一二年の政権交代から今回の衆院解散後まで続いた野党の離合集散を批判した。

 希望の党の小池百合子代表は、接戦を演じている側近の選挙区にある東京・JR池袋駅前でマイクを握った。首相が争点に掲げた消費税増収分の使途変更などに疑問を呈した上で、「何かよっぽど不都合なことを隠したいのではないか。このまま安倍一強政治を許すのか」と聴衆に呼び掛けた。

 公明党の山口那津男代表は神戸市のJR新長田駅前で「庶民の目線に立った公明党が連立政権にいることが大事だ」とアピール。共産党の志位和夫委員長はJR京都駅前で「自民、公明とその補完勢力VS市民と野党の共闘こそが選挙戦の対決構図だ。共闘を決して諦めない」と訴えた。

 立憲民主党の枝野幸男代表は、JR名古屋駅前でアベノミクスについて「むしろ格差は拡大する。貧困の問題がますます深刻になる」と批判。日本維新の会の松井一郎代表は大阪府内、社民党の吉田忠智党首は大分県内、日本のこころの中野正志代表は東京都内でそれぞれ支持を求めた。

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